魚の目

みなさんこんにちは。
開発担当の森亮一です。

今回のテーマは魚の目です。

私は手や足にタコは出来たことはありますが、魚の目はありません。
しかし治療はよくやってます。

経験したことのある人はご存知だと思いますが、魚の目は痛いです。
しかも大きさの割に痛みが強いです。

タコは頻繁に接触する部分の角質が分厚くなって出来たものですが、魚の目は皮下へ向かって先のとがったトゲのような形になる角質です。

基本的に角質には神経が無いので、タコのようにいくら分厚くなってもあまり痛みはありませんが、魚の目は皮下に向かって分厚くなり、神経層まで届くので結構痛いです。

ちなみに魚の目のことを医学用語では鶏眼(けいがん)といいます。

魚からニワトリに変わりましたが、見た目が魚やニワトリの目のように見えるからと言われています。

さて、治療ですが、方法はいくつかあります。

指先で触ると角質が硬く盛り上がっているので、大きなものはまずその部分を専用のカッターやメスで切り取ります。
続いて、皮下に向かって芯が残ってるので、その芯をシェーバー(ドリルのようなヤスリ)や医療用のノミで掘っていきます。
芯の部分は周囲に触れると結構痛いですし出血することもあるので、自分ではやらない方がいいいですね。
ある程度芯の部分が削れたら、一度歩いてみて痛くなければ一旦終了です。

別のやり方で、貼付剤を使う方法があります。
サリチル酸という薬剤が含まれる貼付剤(貼り薬)があるのですが、これを魚の目に貼って数日置いてから除去する方法です。
このサリチル酸という物質は、角質を柔らかくする作用があるので、数日この貼付剤を貼り続けると角質がふやけて削りやすくなります。
数日後にはほぼ芯の部分までふやけるので、耳かきのような道具で周囲からゆっくり掘り進めていけばキレイに角質部分を取り除くことが出来ます。
これもその後歩いてみて痛くなければ一旦終了です。

カッターやシェーバーを使う方法は一度で治療が終わるメリットがありますが、刃物を使うため多少のリスクを伴います。
一方、貼付剤を使う方法は比較的安全に除去することが出来ますが、除去するまでに数日かかり、何回か通院が必要になるため時間が無い人には向きません。
どちらも一長一短ありますが、個人的な意見としては、貼付剤を使う方が最終的にキレイに角質が除去出来るように思います。
魚の目は、皮膚科・外科・整形外科など複数の科で治療していますので、気になる人は一度受診してみてください。

以上、魚の目のお話でした。

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