こむら返り

みなさんこんにちは。
開発担当の森亮一です。

 

今日はこむら返りのお話です。

 

こむら返りとは、ふくらはぎが痙攣(つる)することですが、とても痛いですね。

若い方はあまり起こらないと思いますが、中年以降からぼちぼち出始めます。

原因はいろいろで、例えば血液中のミネラルバランスが崩れた時や、血の循環が悪い時に起こりやすく、また末梢神経の異常でも起こることがあります。

なので、アルコールの飲み過ぎでミネラルバランスが崩れたとき、寒さで足が冷えて循環が悪くなったとき、腰のヘルニアで神経が圧迫されている時などに起こりやすいです。

 

整形外科では、やはり腰のヘルニア(腰椎椎間板ヘルニア)や脊柱管狭窄症で出る人が多いですが、女性の場合は足の冷えからくる人も多いので、そういう人は膝から下を温めるよう指導しています。

そして循環に深く関係しているのは筋肉の動きなので、太ももやふくらはぎの運動も頻繁に行うよう指導しています。

 

全身の血の循環は、もちろん心臓の役目なのですが、実は手足の筋肉も第2の心臓として頑張ってくれています。

心臓から送り出された血液(動脈血)は、太い大動脈を通り末梢へ送られて行きますが、末梢ほど血管は細くなりますので、心臓のポンプの力だけではなかなか厳しいです。

ですので、人間は手足の筋肉が心臓の代わりとなって血管をギュッと絞り、さらに末梢へ血液を送っているのです。

 

ところが、普段からじっとしてあまり筋肉を使わない人は、血液を送るための筋肉の収縮力が足りないので、末梢の循環が悪くなりこむら返りが出てしまうのです。

 

これから寒くなる時期には、こむら返りの予防にも運動は必要です。

足首を動かす「貧乏ゆすり」だけでもある程度の効果がありますので、今日から足の体操を始めてみましょう。

「いつまでも安定した歩行を」
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