へバーデン結節

みなさんこんにちは。
開発部の森亮一です。

40代以降の女性の方で、指の第一関節が腫れて痛い人はいませんか?
それはへバーデン結節かも知れません。

へバーデンとは、これを発見したイギリスの医師の名前です。

若い人には見られず、中年以降の手を良く使う主婦に多いのも特徴です。
指先に力を入れる作業の繰り返しで、第一関節の軟骨がすり減って炎症を起こし、腫れと痛みが出るのです。
関節軟骨がすり減るのは、以前お話しました変形性関節症と同じですね。
ですので、へバーデン結節は指の変形性関節症ということです。

膝の場合は水が溜まることもありますが、指の関節は空間的に余裕が無いので、水が溜まるとミューカスシストという水ぶくれのようなものが出来たりします。

いずれにしても、痛みは関節炎によるものなので、炎症を取るための簡単な方法としてテーピングがあります。

関節や筋肉の炎症というのは、その部分を動かさないようにすると治まるので、へバーデン結節もテーピングで固定すると痛みが軽くなります。

最近ではネット販売で専用の固定装具も売ってるのでそれでも良いと思います。

ただ、痛みは取れますが変形は年齢的なものなので、見た目の変化は戻すことは出来ません。

指先を使う作業を続けることで変形が進行するので、お掃除など家事をするときはゴム手袋をするなどして、指先に力を入れずに作業をする工夫をしましょう。

以上、へバーデン結節のお話でした。

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