みなさんこんにちは。
開発担当の森亮一です。
今回はニートレくん。のお話です。
これまでたくさんの方にお使いいただいているニートレくん。ですが、最近は医療関係の方や介護関係の方からお問い合わせいただくことがあります。
そこで今回は、ニートレくん。の使い方や効果について詳しくご説明したいと思います。
ジムに通ったことのある人ならご存知かと思いますが、レッグエクステンションマシンという下半身のトレーニングマシンがありますね。
このレッグエクステンションマシンはとても優秀で、膝関節に余計な負担を与えることなく大腿四頭筋を鍛えることが出来ます。
そもそも私が関節外科やリウマチを専門としていたこともあり、特に膝に関しては大腿四頭筋の重要性を考え、どうすれば患者さんに無理なく膝のトレーニングを続けてもらえるかをずっと考えていました。
「…こうやって椅子に座って膝を伸ばすトレーニングをやってくださいね~」と毎回診察室でやり方を教えていましたが、ちゃんと続けてやっている人はどれくらいいたでしょうか…。
巷には高齢者用の脚を鍛えるマシンがたくさんありますが、その代表的なものがステッパーと言われている足踏みするタイプのマシンですね。
その他に自転車を漕ぐようなサイクル式のマシンも良く見かけます。
少しでも体を動かして健康を維持したい人には手軽で非常に良いマシンだと思います。
整形外科的にも、健康維持に下肢の筋力アップは欠かせません。
しかし、私個人としては特に大腿四頭筋を中心に筋肉を鍛えることが、安定した歩行を維持する上でとても重要と考えています。
しかも下肢の大きな筋肉を動かすことで下半身の血流が良くなり、足の浮腫も改善します。
少し前置き(能書き⁈)が長くなりましたが、ここからニートレくん。の使い方をご説明します。
椅子に座ってニートレくん。を椅子の前で持ちます。
座る椅子は背もたれがあっても無くても構いませんが、脚の先にコマ(車輪)が付いたものや、回転する椅子は危ないので使用しないでください。
そして、まずニートレくん。の上部パッドに大腿部を載せ、下部パッドの下に下腿を入れます。
これがニートレくん。の基本姿勢になります。
この時に、上部パッドの高さが椅子の座面と同じになるように調整して下さい。
丁度よい高さになっていれば、ここから膝が完全伸展するまでしっかり脚を伸ばします。
伸ばしたらすぐに曲げずに、1秒でも構いませんのでそのまま伸ばします。
この時に太ももの裏がストレッチされて、筋肉にもしっかりと力が入ることが分かります。
大腿四頭筋に力が入り、筋肉がギュッと硬くなったことを確かめたら、次にゆっくりと力を抜きながら膝を曲げます。
この動きが大腿四頭筋の血流ポンプ作用になります。
そして、ゆっくりした膝の曲げ伸ばしは軟骨の表面を撫でるような動きなので、膝の変形で痛みがある人でもトレーニングが可能になります。
レッグエクステンションというトレーニング法は昔からあり、どこの整形外科でも膝関節症で受診した患者さんには必ず指導する方法です。
レッグエクステンションだけなら、足首に重りを巻いてやっても同じように出来るのですが、ニートレくん。はこれにハムストリングスのストレッチ効果も加わるので、歩行動作で足を前へ出す時にしっかりと膝が伸び、高齢者にありがちな膝を曲げたまま歩く前傾姿勢の改善にも効果が期待できます。
場所を取らない大きさなので、リハビリの待ち時間などや、デイサービスに来られた皆さんでご利用いただくのも良いと思います。
薬機法の兼ね合いでニートレくん。の効果を画像でお伝え出来ないのは残念ですが、整形外科医として求めていた膝関節の可動域訓練と筋力訓練を同時に行うことが出来るのがニートレくん。の強みです。
医療関係の方には是非一度ご覧いただきたいと思います。
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大腿四頭筋訓練器「ニートレくん。」