筋力低下について(前編)

みなさんこんにちは。
企画・広報部のPT米田です。
アイキャッチ画像にインパクトがあり過ぎてすみません💦

ところで、みなさんもう6月ですよ…。
今年に入ってからすでに半年も過ぎたんですね。
ゴールデンウィークのせいか、5月もあっという間に過ぎた感じがします。

この春からPTとして働いている人も徐々に仕事に慣れてきた頃でしょうか。

今回は、PTなら必ず悩む筋力低下について少し専門的に話していこうと思います。

私も臨床の中でほぼ100%と言ってもいいほど筋力低下の問題に直面しています。
とても奥が深いので簡略に説明できたらと思います。

 

~そもそも筋力低下とは?~

筋力低下には、筋力そのものが低下するものと、単に筋力が発揮できないものの2つが存在します。

1つ目の、筋力そのものの低下は、筋収縮の低下であり、運動麻痺廃用性の筋萎縮等で生じる状態です。

2つ目の、筋発揮ができないものというのは、前提として神経系や筋実質に問題が無く、筋収縮が十分であるにもかかわらずその他の要素(例えば疼痛・関節水腫・変形等)によって筋力が十分に出ない場合か、仕事量が低下する状態です。

~筋力低下の要因~

次に筋力低下になる要因を見ていきましょう。

その要因は大きく分けて3つあります。

① 筋肉を使わないために筋繊維が細くなり力が低下する加齢・廃用性筋萎縮によるもの。

② 上位・下位運動ニューロンおよび筋の障害で生じる筋原性のもの。

③ 神経と筋の接合部で神経伝達がうまくいかず低下する神経原性のもの。

「足に力が入らない…」「歩きにくい…」などの訴えで患者さんが受診されると思いますが、実は原因が中枢性なのか末梢性なのか、はたまた精神的なものなのか年齢的なものなのかで全くアプローチの仕方が違ってきます。

上記3つの病態を知ることで、より効果的なリハビリへと繋がります。

次回はこれらについても詳しくお話したいと思います。

 

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