自費診療

みなさんこんにちは。
開発部の森亮一です。

昨今、巷では美容外科が大流行りですね。

一昔(ふた昔?)前までは「高須ク~リニック♪」が最大手でしたが、今では個人事業も含めてたくさんの美容外科クリニックがあります。

クリニックなので医療機関になりますが、日本の保険制度は病気の治療しか適応されないので、美容目的での診察や処置には健康保険が使えず、全て自費となります。

この健康保険を使わない自費診療が、実は美容系だけでなく、一般内科・外科・耳鼻科・眼科・整形外科など、美容系以外のクリニックでも見かけるようになりました。

かく言う私も、自分のクリニックでは自費の処置をやっています。

というわけで、ちょっと前置きが長くなりましたが、今回は整形外科での自費診療についてお話したいと思います。

整形外科は、骨折・捻挫などの外傷や、肩こり・腰痛・関節炎以外にも、リウマチ・痛風・骨粗しょう症・骨腫瘍などの病気や、加齢による痛みで受診する患者さんも多いです。

そのため、サポーターやコルセットの販売、アンチエイジングの注射、ダイエット目的の施術など、意外に保険適応外の診療もたくさんあります。

現在整形外科で行われている自費診療には…

①にんにく注射(配合ビタミンの注射)
②美白・美肌注射(配合ビタミンの注射)
③プラセンタ注射
④ヒアルロン酸注射(肩・膝以外)
⑤PRP(多血小板血漿)療法
⑥巻き爪処置
⑦無期限の運動器リハビリ
⑧パーソナルトレーニング

などがあります。

①~③は皆さんご存知かと思います。

④のヒアルロン酸注射ですが、そもそもヒアルロン酸ナトリウムという薬剤は非常にヌルヌルした液で、これを関節内に注入すると潤滑油代わりになり、軟骨のすべりが良くなるので軟骨の摩耗を防ぐことが出来ます。

つまり、軟骨が摩耗している関節であればこの注射の効果が期待できるわけです。

しかし、保険適応としては変形性膝関節症肩関節周囲炎(いわゆる五十肩)と関節リウマチの3疾患だけなので、それ以外の関節や病気に対しては自費診療となります。

⑤のPRP療法はまだあまり知られてないと思いますが、損傷した部位を再生させる能力が血小板にあると言われており、その能力を利用して損傷部位に濃縮した血小板エキスを注入する方法です。

治療を受ける本人の血液から血小板を分離するため、副作用やアレルギーの心配がありません。

しかし今のところ効果が100%とは言えないため、すべての人が必ず効くというものではありませんが、明らかに以前の痛みが無くなったという人もたくさんいるので、いずれ保険適応になるかも知れませんね。

⑥の巻き爪治療は、以前にもこのブログでお伝えしましたが、巻き爪自体が病気ではないので自費診療になります。

⑦の運動器リハビリですが、実はリハビリ(理学療法)には物理療法と運動療法の2種類ありまして、物理療法は無期限でいつまでも受けることが出来るのですが、運動療法(運動器リハビリテーション)は最大150日までという期限があります。(但し、急に病気が悪化したなどの条件があればそれ以上出来ます)

しかし、高齢者にとってのリハビリは、日常生活の動作を行う上でとても有意義な治療なので、この150日を超えても継続を希望する人が非常に多いです。

そのため、希望される患者さんだけに運動器リハビリを保険適応外にして、無制限にリハビリを行っている病院もあります。

⑧は言うまでもありませんが、トレーナーと医師がタッグを組んでアスリートの術後リハビリを行なったり、体重増加で腰や膝が悪くなった人のダイエットを行なうトレーニングです。

例えば、一般の人がダイエットのためにジムに通う場合、そこのトレーナーと相談しながら食事指導を受けたり筋トレをすると思いますが、病院が行うパーソナルトレーニングは医師がその人の状態を把握し、時には血液検査やレントゲン、心電図、点滴などをしながらトレーナーと協力して行うので、通常のジムとは大きく異なります。

整形外科では現在このような独自の治療や施術を行っている病院が増えています。

身体のマイナス部分をゼロもしくはプラスに持って行くのが保険診療

プラスをよりプラスに持って行くのが自費診療と言えるでしょう。

以上、整形外科での自費診療のお話でした。

 

 

 

 

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