足ぶみが出来た!

みなさんこんにちは。
開発担当の森亮一です。

先日のコロナから体調も落ち着きましたので、先週末から診療を再開しています。
喉の違和感と全身倦怠感が残っていますが、これが噂の後遺症なのでしょうか…。

話は変わりまして、本日受診された70代女性の患者さんですが、以前のように歩けなくなったという事で受診されました。

詳しくお話を伺いますと、春に脳の病気で3ヶ月間も入院していたそうです。
その結果、病気は良くなったのですが、代わりに両脚の筋力低下が進んでしまい、現在は70代前半にもかかわらずシルバーカー(老人車)を押して歩いてるそうで、将来が不安になり娘さんと一緒に来院されました。

こんな時、整形外科ではもちろんリハビリを行いますが、その中でも運動器リハビリテーションという歩行訓練や下半身の筋力トレーニングが中心のリハビリを行います。

この女性もそのリハビリを計画したのですが、診察してみると、ご本人や娘さんが言うほど歩行状態は悪くありませんでした。

ところが、やはり両脚の筋力低下によるイスからの立ち上がりや直線歩行に不安定感が見られ、足ぶみ運動が出来ませんでした。

実際にリハビリを行うまでに少し時間がありましたので、その間に試しにニートレくん。で軽く両膝のトレーニングをしましたら、なんとその場で足ぶみが出来るようになりました!

ご本人や娘さんも目を丸くしてびっくりされていましたが、さすがにニートレくん。は治療器ではありませんので、こんな事は滅多にありません。

ですが、今までやったことのない軽い運動や関節可動域訓練は、脳の活性化に強く影響するため、忘れかけていた脚の使い方を無意識に思い出したのかも知れません。

高齢者では、下半身のトレーニングを指導する時は、膝の負担を考慮してスクワットなどの強めのトレーニングは選びませんが、しっかり膝を曲げ伸ばししながら筋力訓練を行うことはとても重要なので、皆さんの中で「何となく以前より脚が重くなった」など、不安を感じる方は、是非ニートレくん。をご活用いただければと思います。

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