肩こりとヘルペス

こんにちは。開発担当の森亮一です。

皆さんヘルペスをご存知ですか?
子供の頃に「水疱瘡(みずぼうそう)」にかかった人もいると思いますが、水疱瘡の原因がヘルペスウイルスの感染なのです。
大人になってからは、胸の横がズキズキして赤いブツブツが出たりする「帯状疱疹」という病名に変わりますが、同じウイルスが原因です。

疱疹という名前が付いているので皮膚の病気と思われがちですが、ヘルペスウイルスは神経が好きなので、神経の中に潜んでいます。
なので、疲れやストレスが溜まって免疫力が下がると、神経の中でウイルス量が増えるので神経痛を伴います。

この厄介なヘルペスですが、実はここ20年くらいで帯状疱疹を発症する人が増えてきています。
しかも、赤いブツブツが出たらすぐ帯状疱疹と分かるのですが、首の周辺の神経にウイルスが潜んでいる場合は強い肩こりであったり、頭部の神経に潜んでいる場合は片頭痛が出たりするので、まさかこれがヘルペスだとは気が付きません。

昔は、幼児期に水疱瘡にかかって体にウイルスが入り、大人になってからもたまに水疱瘡の子供からウイルスをもらう事があるので、免疫力の高い状態が続き帯状疱疹は出にくかったのですが、最近は1歳になると水疱瘡のワクチン接種を受けるので、水疱瘡にかかる子供が減り、ウイルスをもらうことが少なくなりました。
その結果、ヘルペスに対する免疫力が低下し帯状疱疹を発症する人が増えたと考えられています。

整形外科は肩こりの治療もするのですが、痛みが強い人や、通常通りの治療をしても一向に良くならない人は、一度ヘルペスの検査を受けてみるのも良いかもしれませんね。

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