みなさんこんにちは。
開発担当の森亮一です。
今回は特に医学的なお話ではなく日常会話的なお話をしたいと思います。
先日、母校の教授の退任式に出席しました。
その教授は、私が研修医の時から長年指導して頂いた先輩でもあります。
整形外科の中でも特に専門的な分野で活躍されていたので、教授になられた時も「そりゃ当然でしょう」と思いました。
会場でいろんな先生のエピソードトークを聞いていると、もちろん相当な努力と実績を積まれて教授になられたと思いますが、そもそも人間としてのエネルギーに大きな差があることが分かりました。
皆さんが想像する医学部の教授はどんなイメージですか?
まず出てくるのは白い巨塔の財前教授でしょう…。
大名行列のような病棟回診があり、その先頭を悠々と歩く教授。
そして、時には研修医に厳しく指導する姿も…。
私が医学生~研修医の頃は、確かに厳しい教授はたくさんいました。
教授だけでなく、先輩医師や先輩看護師さんたちも仕事に関しては非常に厳しかったです。
人の体・命を預かる仕事なので厳しくて当たり前です。
今だったらそれもパワハラと言われてしまいますが…。
しかし、この教授は違いました。
そして、やはり凡人ではありませんでした。
そんな先生なので、いろいろと逸話があります。
例えば…
①普通の外科医は手術が終わると元の白衣に着替える。教授はシャワーを浴びてバスローブを羽織る。
②海外留学先で結婚し、帰国後の業績発表のスライドに奥様が登場。
③趣味のロードバイクで六甲山に年間100回上がる。
など。
しかも優しい人柄ですので人望も厚いです。
医師としての通常の仕事も夜中まで平気でこなし、学生の講義の資料や試験問題も作り、学会発表のスライドも作り、それでいて六甲に年間100回上がるんですよ?
私には到底無理です。(苦笑)
トップに立った人というのは、努力した人というより努力できた人なんですね。
私は努力してるつもりの人です。(笑)
終わり。